アホだった僕の人生を劇的に変えたもの
僕は世界中の港に貨物を届ける航海士という仕事をしている。
休みはめちゃくちゃ長いし、同年代の平均と比較しても多くの給料をもらっている。
乗船中は確かに大変なことも多いが、総じて僕にとっては最高の仕事だ。
このめちゃくちゃに長い休みの間に、多くの国へ旅行することもできた。
多分社会人になってからの5年間で30か国以上は行ったと思う。
今となっては理想の仕事に就けた僕だが、昔から優秀だったかと聞かれれば全くそんなことはない。
と言うより僕はまじでアホだった。
思い返せば僕のアホエピソードは無限にある。
中学の数学で最初に習うマイナスの概念が全く理解できずに、その後の6年間全く数学ができなかった。
高校数学のベクトルのテストも0点だった。
化学では元素記号が覚えられず2点を取った。
高校の期末テストでは300人中290位を取ってガチで留年しかけたこともあった。
ちなみに成績下位の3人ぐらいは、留年する学校だったから本当に危なかった。
更に今は得意な英語についても、高校3年生で受けたTOEICのリーディングは120点だった。

そんなアホな僕だったが、大学在学中に英語学習に目覚め、人生が大きく好転した。
就職活動においても英語はめちゃくちゃ重要
そんなアホだった僕は就職活動において自社養成航海士という枠で今の会社に採用された。
一般の4年生大学を卒業してから、海の専門学校のようなところに2年間通い(1年は座学で1年乗船実習)、そこで船の免許である海技免状を取得する。

中の居住区は半端なく狭かった。
その専門学校での学費は全て会社が負担してくれてさらに給料まで貰えるというありがたい制度。
この制度についての詳しい話はまた別の機会に話そうと思う。
日本の海運会社で自社養成航海士の採用を行っているのは
日本郵船・商船三井・川崎汽船の大手3社のみだ。
採用大学については早慶国立以上が当たり前だし、東京大学出身の同期も複数いる。
何人の就活生が海運会社にエントリーしているか不明だが、自社養成航海士として採用されるのは、毎年全国で10人前後と狭すぎる門である。
そんな狭すぎる門を、アホな僕がこじ開けることができたのは
間違いなく「英語力」と「SPI力」だ。
SPIについては、忌まわしき学歴フィルターとともにこちらの記事で語っているので、ご参照キボンヌ。
英語は間違いなく、僕の人生の可能性を大きく広げてくれた。
若い人、特に大学生は時間をかけて英語の勉強をするべきだ。
「社会人になってから勉強しよう」とか思っている人がいるならば要注意。
大人になって周りの社会人を見ていて思うが、仕事終わりに勉強する時間は本当になさそう。
出来ても1日1時間前後だろうし、余程の根性がなければモチベーションが続かない。
強制されてるわけでもないのに余暇時間が少ないサラリーマンはわざわざそんなことに時間を割かない。
そして時が経ってから「大学生の時に勉強しておくんだったぁ…泣」となるわけである。
かく言う僕も、大学在学中に英語を話せるようになった。
全然ネイティブレベルではないが、仕事で使う分には全く支障はないレベル。
上司からも「英語力だけは高い」という評価を受けている。
キャプテン、ありがとうございます。
僕がしっかり英語の勉強をし始めたのは、20歳で飛行機のパイロットを志してからだ。
20歳から1年近く毎日2時間ほど英語の勉強に費やしていると、自然と話せるようになっていた。
英語はすごい能力かのように皆さん考えているが、実際そんなもんだ。
そんな僕がオススメしたい勉強法はTOEICとオンライン英会話だ。
TOEICの勉強は無意味?僕は全くそう思わない。
まず初めに僕がオススメしたいのはTOEICの勉強だ。
僕はTOEICの勉強を通じ、単語や基本的な文法を学ぶことができた。
この基本的な文法を学ぶということは結構大切だと思う。
さらに点数がしっかりと出るので、モチベーションの維持にも繋がりやすい。
「TOEICで高得点を取っても、ほとんどの人は実際に英語を話せない。だからTOEICは英語の勉強にならないし、必要ない」という自分に都合の良い情報しか信じない人がいるが、
あれは半分正解で半分間違い。
確かにTOEICが満点でも僕より英語が話せない人もいる。
が、その人は僕よりも絶対に正しく英語を読めるし書ける。
実務ではどれだけ正しく英語の読み書きができるかも、
話すことと同じくらい大切だ。
というかそもそも、就職活動、あるいは昇進で求められるのは「どれだけ英語を話せるか」よりも「TOEICは何点か?」のほうだ。
これについては賛否両論あるが今の日本ではそれがスタンダードなのだ。
学生の間にTOEICというめんどくさい壁は絶対に登りきっておいたほうが良い。
これは持論だが1回でも900点を越えればもうそのあとは一生、受けなくても良いと思う。
900点を超えられれば「英語ができる人」というイメージを確立できるからだ。
僕も2025年の間に900点を越えてTOEICを卒業したいと思っている。(最後に受けたのは2020年で840点とかだったと思う)
この機会に是非一緒に頑張りませんか?
とにかくオンライン英会話を毎日やれ
次に僕がオススメするのはオンライン英会話だ。
どちらかと言えば、TOEICよりもこちらが僕の英語力の根幹になっている。
ECC等の対面のタイプの英会話教室も悪くはないと思う。
しかし、料金の面から若者向けではないと思う。
さらに英語はとにかく毎日話すことでこそ、大きく成長できると思う。
以上の2点から僕はオンライン英会話推し。
事実として僕は高校生の時にECCに通っていたが、英語力の向上はイマイチ感じられなかった。

コスパで考えるとやっぱりオンライン英会話が良いと僕は思う。
後述するがオンライン英会話はマンツーマンで毎日受講でき、月額8000円ほど。
オンライン英会話をすることで、英語での会話力が身につく。
疑わるかもしれないが1年間毎日続ければ英語は話せるようになる。
オンライン英会話の中でも僕はレアジョブというサービスを使っていたが、
毎日レッスンがあって、外国人と英語を話せるサービスなら正直どれでも良いと思う。
僕は他にもいくつかのサービスを試したが、レアジョブが一番シンプルかつ料金的にも不満はないから続けている。
しかし、レアジョブを選んで良かったとも思っている。
レアジョブには星の数ほど講師がいるので、色んな角度からアドバイスを受けられる。
同じ講師とばかり話していると、フィードバックもワンパターンになってしまいがちだ。
料金についても毎日30分、外国人と話せるプランで月額8000円ぐらい。
その他の教材費等は一切かからない。
仮に1年続けたとしても10万円いかないぐらい。
10万円という金額は、数字だけ見れば安くはない。
でも「一生使えるスキルを買うための投資」だと考えれば安すぎると僕は思う。
実際、僕は英語を勉強することで、もうすでに1000万円以上の利益を享受できたと思っている。
ツアー参加費、航空券代やホテルでの交渉等でも英語を使うことが多々ある。
最後に英語が話せないと外国人の友達ができない。

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僕が使っていたレアジョブは上のバナーから契約が可能。
是非、登録してあなたも毎日オンライン英会話生活に浸かってみてほしい。
以上の2つが、僕が英語を話せるようになった方法。すごくシンプル。
もっと効果的な英語学習方法もあるのかも知れないが、当時のバカな僕では思いつけなかった。
人によって合う合わないがあるとは思うが、シンプルな僕の方法は結構番人ウケすると思う。
勉強ではリスクとリターンは比例しない
よく投資の世界で「リスクとリターンの大きさは比例する」と言うが、
勉強に限って言えばリスクとリターンは全く比例していない。
勉強することによるリスクなんて全くないのに対し、得られるリターンはとてつもなく大きい。
僕も「英語の勉強」という投資の結果、夢だった「航海士になる」というドデカいリターンを得られた。
めんどくさがって勉強しなければ、すぐ大人になってしまう。
気づけば僕ももうすぐ30歳。もう若くはないという現実を受け入れなければいけない年齢。
「あぁ…あの時やっておけば良かった…」って言う大人は大量にいるが、
今から始めればまだまだ余裕で間に合う。
20代なら死ぬまでに、あと60年以上ある。
今まで生きてきた2倍以上の時間があるのだからすごーーく長い。
と言うよりも新しいことを始める際に、遅いなんてことは何歳になっても絶対にない。
実は僕がブログを始めたきっかけは将来の仕事の選択肢が狭まって後悔したくないと思ったことだ。
今は読者もめちゃくちゃ少ないが、もしかしたら僕も将来は文章を書くことが仕事になっているかもしれない。
その可能性を0にしないために、誰かに見つけてもらえるように今日もキーボードをカタカタしている。
ホリエモン(堀江貴文さん)の本で「なにもない自分に、小さなイチを足していく」というタイトルの本がある。
僕はこの言葉がすごく好きだ。
何もない自分に小さなイチを積み重ねてきたからこそ今の自分がある。
これからも地道に努力を続けていきたい。
終わりに
27歳になった今も変わらず、休暇中は実家で子供部屋おじさんをしている。
先日、姉に子供が産まれたため、母親は姉が住む家へ行き、家事等の手伝いをしている。
そこで僕は生まれて初めて、実家の家事を担当することとなった。
大学時代も一人暮らしをしていたが、自分のことだけで良かったため洗濯物を溜めまくったり、毎日同じ食事を作ったりしていた。
しかし、今は父親も同居しているためその分の家事も担当しなければならない。
これが結構大変。
そこで気づいたのだが、子供を産んでからも働きながら
家事も子育ても同時にやっている世の中のお母様方は凄すぎるということだ。
専業主婦ならばギリギリなんとかなるかもしれないが、
フルタイムの仕事もするとなると僕には絶対無理だ。
これからは世の中のお母様方に、もっと感謝と敬意を持って接することをここに誓います。

久しぶりにそーゆーことをしてあげたい。
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